オルタナ

ライブと映画

GOATBED TOUR 2018"et al etoile"4.21-4.22@渋谷Glad

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近年なぜか道玄坂でライブをしがちなGOATBEDのせいでどこのラブホテル通りをどう抜けたら一番早く大通りに着くのかを熟知してしまいました。こんにちは。

 

SKMC(スーパーカワイイMC)はTwitterに上がってるレポを見て下さいって感じなので割愛しますが、もうなんだか無性にときめいてときめいて心が火の粉をまぶしたみたいに火照って冷めない二日間だった。4/14と15にやった大阪の方にも行ったんだけど、東京の方が印象深いのは多分一曲目にやった闇照らすの力が大きいと思う。北海道から始まったこのツアーは、アルバム発売記念と銘打たれたツアーだったものの、諸般の事情で発売されたのは最終地である東京…というインディーズあるあるなアレについてはあまり気にしてないよ♡という理解あるファンのポーズを取っていましたが、いざアルバムを聴いてみたらあまりに良すぎて今となってはもっと早く発売してほしかった気持ちでいっぱいです…。闇照らすを闇照らすとして認識してライブに望みたかった気持ちが日に日に募って途方に暮れている。個人的にROSE&GUN以来の大ヒット。石井さんが時折確信犯的に繰り出してくる地獄の福音みたいなトラックか大好きです。人生のエンドロールに流す曲を自分で選べるなら絶対に闇照らすがいい。それくらい好きです。

今回は2日目に整理番号一桁というウルトラ神番を引き当てたので鼻息荒く最前から見ていたのですが、本当に綺麗な男性だなぁといつにも増してうっとりしてしまいました。歌が上手いのは逆最前にいようがフロア外にいようが分かることだけど、お顔の美しさを堪能出来るのは最前の特権ですよね!どの瞬間もどんな表情をしてもスタティックに美しくてダイナミックにセクシー。あと私は石井さんが全身に纏う"見られ慣れている"感にどうしようもなくときめいてしまっているんだなと気付いた。これは別に石井さんだけじゃないんだけど、ステージに立つ人だけが持つあのひんやりした色気を孕む妖気の正体って何なんだろう?目の伏せ方とか、首の傾け方とか、機材をいじる指先の所作にまで宿ったあの瑞々しい色気に阿保みたいな面を下げて動悸を早送りすることしか出来なかった。ステージを降りた後の気さくなニーチャンみたいな石井さんもステージ上とのギャップもこれまたオツなんですが、やっぱり高いステージで歌う石井さんを下から見上げるのがいっとう好き。MC中に「みなさんGOATBEDの何がいいと思ってるんですか?今度聞かせて下さい」というブラック企業も裸足で逃げ出すレベルの圧迫面接を仕掛けてこられたのですが、そんなの山ほどありますよね。これはゴートに通い出した頃から思ってることだけど、無機質な電子音と石井さんの甘やかな歌声の化学反応をライブハウスという生と動の空間で聴くのがずーーーっと好きです。石井さんの歌声って、本人の飄々としてしれっとした佇まいとは裏腹に強い生命力が宿っている。音楽的な素養が全く無いから、このフレーズの元ネタはこれ!とか瞬時に判断出来ないし望むような反応出来なくて本当にすまないなって毎回情けなさを感じてるけど、自分の今いるここで、目の前で、何か美しいことが起こっているってことだけは分かるんだよ。こんなこと石井さんに伝えたら鼻で笑われるから絶対言えないけど。

あと面白かったことで特筆するなら、1日目のウレイデイバイデイの最中にはからずもfeat.ちい散歩したのが超ウケました。どこに出すつもりであんな完成度の高いエレクトロ・ちい散歩を作成してたんだろう?ふと大阪のMCで「今後はふざけるのであれば真剣にふざけたい」みたいなことを言っていたのが脳裏をよぎりましたが、そういうことかな。

 

次は絶対闇照らすを闇照らすと認識してライブに行きたいので、セトリの定番化を何卒よろしくお願いします。