オルタナ

ライブと映画

Shinjuku Loft Presents"Hallo Neu ElectrickTwo GOATBED/新宿ゲバルト"6.8@新宿LOFT

執念と祈祷でチケット大戦争を勝ち抜きついに行って参りました!ゲバゴート!

ゲバは高校生の頃からCD聴いたり戸田さんのツイッターを見たりなんやりしてずーっと気になってたバンドだったのですが、なかなか遠征まで踏み切れず見る機会を逃し続けていたバンドだったので、ゴートと対バンとなるとそりゃもう行かない手はない足もないといった具合でもうとにかく本当に今回行けて良かったです。

そしてこのライブは私にとってもう一つ重大な意義がありました。
何を隠そう、ロフト初ライブだったのです。

私の好きなバンド、何かにつけてロフトでライブをやるのに何で自分はロフトに行ったことが無いのか不思議であると同時に、行ったことのない自分に対して謎のコンプレックスを抱いていた時期もあったほどでした。(ロフト・コンプレックス)
そんなわけで今回のロフトデビューは何だかやっと認められたみたいでとても嬉しかったです。しかし初めて行く&眠らない町歌舞伎町に位置するライブハウスということもあり、気を緩めては魂を持ってかれる…という心構えを十分にして、エルサレム巡礼前の信徒ばりに精悍な顔つきでロフトに向かいました。

で、張り切り過ぎた結果開場30分前に聖地(ロフト)に着いてしまったうえ、開演も15分ほど押したのでめっちゃ立ってる時間長くてしんどかったです。

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出順はゴート→ゲバ。

3月と一緒で太鼓をバシバシ叩きつけるあの曲から始まり、あとは「」ying&yangの曲をメインに全部で13曲。
MCは、「みなさん今日も元気そうですね。」「今日の物販はかわいいTシャツをかわいいおじさんが売ってるので皆さん買って下さい。じゃないと我々の生活が立ち行かないので…」というあっさりした感じ。(青さんがアルバイトでゴートの物販に立っておられたのです。開演の列に並んでるときからすでにいたんだけど、ライブハウスの柱並みに自然に馴染んでたので誰も特に騒ぎ立てなかった。)

イカしたカリカチュア溢れる軽快なMCたくさんのライブもポップな曲を演るゴートも踊り出す石井さんも当たり前に大大大好きなのですが(寧ろ楽曲的には昔のほうが好み)、今回みたいに一つ一つの曲を丁寧にこなしていくライブもやっぱり素敵だなぁと再認識させられました。”はじめに楽曲ありき”っていうライブの本質をストイックかつ美しく体現したステージだったと思う。ロフトの音響の関係かもしれないけど、ying&yangがいつもよりリバーブ掛かってるっぽく聞こえてより異次元度が高まってました。あと新しい新曲を3曲も聴けたのが良かったです。FORM SWEET FORMが歌い上げる系の感じでとってもツボだったので、発売が楽しみです。

あと、この日の石井さんのお召し物&メイクめちゃくちゃカッコよかったです…。赤のタイトな長袖シャツに黒のシンプルなレザーパンツといった出で立ちで、髪型は剃毛前日のアルパカみたいなふわふわリーゼント。もう普通にイケメンでした…。すごくタイプでした…。いつもはお賽札投げたい感じの神々しいカッコよさの石井さんですが、あの日はピンクの包装紙でラッピングしたチョコレートを下駄箱の中に放り込みたい感じのカッコよさでした。トキメキ点滅乱打スリーランホームランするタイプのカッコよさでした。とにかくとってもとってもカッコよかったのです。


お次はドキドキ初ゲバ!すごく楽しかった!
最初のチラシばら撒くパフォーマンスにはちょっとビビったけど、欲しかったなぁ1枚。
知らない曲も多かったけど、さよならテントが聴けたのがすごく嬉しかった。ゲバの音楽ってなんであんなに切ないんだろうなぁ。下り電車が過ぎ去ったあとにホームで感じる微風みたいな、実体には触れさせずに残り香だけをあげて去って行くみたいなああいう類の切なさ。
MCの戸田さんと清水さんの絡みもかわいくてついにこにこしてしまいました。ほっこりというやつです。
それと、戸田さんの華麗なるiPadのタップさばきにまたもやトキメキ点滅(本日二度目)してしまいました。あの迷いの無い真っ直ぐなタップ…。きっと中国で500年くらい修行を積んだ気功の先生よりも的確です。私もいつかあんなタップしてみたい。

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そんな感じであっという間の楽しいひと時を過ごしました。帰りに会場出た瞬間ホストの集会場みたいになってておののきましたが流石は新宿歌舞伎町ですね。

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