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オルタナ

ライブと映画

cali≠gari"科学と学習"5.10@名古屋ボトムライン

禁色ツアー以来実に8か月ぶりのcali≠gariを観に行って参りました。
Twitterやらなんやらで常に情報や動向は目にしているので精神的には3日ぶりくらいだったのですが、案外ご無沙汰のようでした。
そしてセトリ忘れるおばけで有名な私が今回はなぜかセトリもMCも結構覚えていて、我ながらささやかな成長を感じています。
でも今回も結局いつも通り感想しか述べれないと思います。

*

ライブ前に予定があり開演丁度くらいに会場に滑り込んだのですが、何このSE!?というのがしょっぱなの感想。懐メロや童謡のオンパレードで、昭和の屋上遊園地、もしくは縁日の見世物小屋みたいでわくわくしました。
で、程なくしてメンバーがステージに現れ非常事態を思わせる赤黒い照明の中、不穏な学校のチャイムが奏でられライブスタート。こういう演出ニクいよね!粋だね!
ハイカラ始まりののちJAPや淫美とアッパーめな曲が続き、MCタイム。

石井「いつも特に話すことないんで何もないときは何も話さないんですけど、今日はやっと話せる事が出来たので話します。…カリガリのメンバーって移動手段みんなバラバラなんだけど、俺と青さんは新幹線で来て。そしたら青さんから『お弁当いります?』ってLINEが来たから、『いります。』って返したんです。俺新幹線とか乗っても人の弁当買うなんて絶対しねぇのに。そしたら『飲み物どうします?』って来たんだけど、そんな注文とか付けれないじゃないですか。だから、『何でもいいです。』って返したらお茶を買って来てくれて…。お弁当も崎陽軒のシュウマイ弁当でもう願ったり叶ったりですよ。ね、青さんすごく良い人じゃないですか?みんなもこういう良い人とバンド組んだほうがいいよ!」

というバンドを組む際の指針まで織り込んだ素敵なエピソードを披露してくださいました。
その嬉しそうに(決して顔には出さない)話す姿は、「きょうのおはなし」を終わりの会で話す日直のいしい君そのものでした。ちなみにいしい君が話してる間さくらい君はステージの袖にある椅子に一人座って照れくさそうに休憩してました。(100点)


それで何の曲だったか忘れちゃったんだけど、凄く凄まじい凄味のある演奏があったんです。距離のある地域とテレビの生中継なんかしてると機械の関係でタイムラグが生まれて、アナウンサーとインタビュアーの会話が上手く噛み合わずになんだかひりついた雰囲気になるあの状況のような、まるですごい超時空演奏があったんです。まあカリガリさんはそんなの手慣れたものだからひりついた雰囲気なぞは発芽もさせず、滞りなく演奏は終わったのですが(これが凄い)、その演奏を受けてかは分からないですけど後で石井さんが「いつにも増してすごい演奏でしたが…。カリガリってすごいよ。こんな演奏でここまで埋まるんだもん。でもこれがライブですよ。ちゃんとしたのが聴きたかったらCD買ってください。」と言ってました。
ライブでしか味わえないプライスレスな演奏の希少価値を我々に植え付けつつも、CDの購入もさりげなく(モロ)促している…!商売人の鏡だ…!


後半は、マッキーナ・嘔吐・マネキン・クソバカゴミゲロ・37564と筋肉を酷使する素敵なラインナップでとにかく楽しかった。すっごく可愛かったのが、嘔吐の時に石井さんがタオルをジュリ扇代わり?にしてか知らないけど手に持ってちょっと踊ってたところ…。正直ちょっと阿波踊り風味だったけどそんなことどうでもいい位可愛かった。


アンコールの初恋中毒のコーラス指導のときは青さんが「もう黄色い声はいいのよ!」とか「名古屋は来るたびに動員減るんだけどなぜか声は大きくなる。あのね、耳栓しててもうるさいって相当よ。\(客)アオサーン!!/…もう黄色い声はいいのよっ。」とか、研さん「暑いってもんじゃないわよ!と毎回言いながら本編後楽屋に帰ってくるけどじゃあ暑いの上は何なの?」青さん「暑いの上は物販買ってほしいっていう気持ち。」とか「名古屋はもう全・員ブスね~!」と言ったのに、\アオサンカワイイー!!キレイー!!カワイイー!!/の声が飛ぶと「もうっ、みんなもカワイイわよっ♡」と照れたかと思うとふと冷静になって、「アラフォーのおっさん捕まえてカワイイってあんた達…」とため息交じりに言ってみたり、そうかと思えばやっぱり「いくつになっても心は乙女だから誉められると嬉しい」と素直になってみたり、少女のようにくるくると表情を変えるかわいい青さんが見れました。
あと名古屋は関西と関東との間のハイブリッド的立地だから、精神的にクレイジーな人が多いとも言ってた(超褒められてるね!)。


初恋中毒コーラス指導中の「授業中は先生のほう見なさ~い?」や「は~いよくできました~ぁ」などのソフトだけど確実にこちらの気持ちをゾクゾクと扇情する玄人の煽りワザは流石青さん!という感じ。でも、ご当地初恋中毒やる?って話になったときは「アイはユーにラブ~し~た~がや~??がやでいいのね?……歌いにくいわよっ!」と文句を言いつつも練習していて愛しさを覚えずにはいられなかった。ご当地ver.をぼそぼそと練習する青さんを見て、研「カリガリってこんなに客に寄り添うバンドだったっけ!?」と言ってたのも面白かったです。


で、初恋中毒が終わって春の日に入るとき石井さんが出てきて一言。

石井「コーラスの練習ってねぇ…これはカリガリじゃないですよ、別の団体ですよ。だってそういうのって中2、中3じゃないですか。いや、別にいいですよ?俺はその時間にマッサージ受けてますし。全然毎回やって下さい。」
青「わーかってるわよ!ていうかマッサージって何よ。マッサージしながら歌えばいいじゃない。」
石井「いやそれは…(尻すぼみ)」

なんかちょっぴり羨ましそうでした。


その後電気水蓮でしっぽり終わり、多くのお客さんが会場を出ようとした矢先まさかのダブルアンコールでメンバー再登場。

石井「座ったままじゃ終われないっつぅんで。青さんが。」
の声でブルーフィルム。

もうこの時私の頭には、地元一のヤンキー高校に通う番長のシュージ(18)が椅子に掛けた学ランをさっと肩に羽織り、隣の市のヤンキーに人質に生け捕られた仲間を取り返しに港の倉庫裏まで颯爽とバイク(盗品)を走らせる番長の姿がありありと浮かんでおりました。「やられっぱなしじゃ終わらせられねぇんで。」って言って今にもリンチが始まりそうなシケた第四倉庫のシャッターを逆光に包まれながら開けるんですよ…。最高にクールですね……。

そのブルフィの楽しかったことは勿論言うまでもないのですが、番長がすげえノリノリで最前の観客に尻や股間のお触り大盤振る舞いスペシャルセールをしてて思わず私は苦笑いしてしまったのですが、その隣の青さんにふと目をやると、ギターを弾きながら「またこの子は…」っていう我が子を見つめる母親のような下手すると三十三間堂のセンター張れるレベルのアルカイックスマイルをたたえて見ていて、私はその笑顔にこの世の真理を見た。


そんな感じでほんのりと上気した熱が残る中終わりました。セトリもニウニウ、さよスタ、ブルフィが聴けたこともありとっても楽しいライブでした。

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